なぜ、求人が見つからないのか
「外資系でフルリモート」と一言で言っても、実は求人が載る場所が日系とまったく違う。日本のエージェント経由ではまず出てこない求人が、LinkedInや海外特化のジョブボードには毎日数十件流れている。
この記事は、英語中級レベル(ビジネス会話はなんとかなる)で、職種は問わずフルリモートで海外企業に転職したい人を想定している。ソフトウェアエンジニアでなくても、マーケター、デザイナー、カスタマーサクセス——すべてのホワイトカラー職種で同じ戦略が使える。
日系経由では見つからない、
2種類の外資
前提として、外資系には2種類ある。**「日本法人を持つ外資」と「日本法人を持たない純粋な海外企業」**だ。前者はビズリーチやJACに普通に載るが、後者は載らない。
海外在住ノマドにとって本当に欲しいのは後者のほうだ。なぜなら、日本法人を経由する雇用はほぼ例外なく「日本居住」が条件になるからだ。住民票を抜いてノマド生活を送るには、日本法人を介さない雇用契約——すなわち海外法人との直接契約が必要になる。
— Key Insight日本法人を持たない外資を狙うなら、
求人ソースそのものを
英語圏に切り替えるしかない。
最初に登録すべき3つ
いきなり10個並べても動けないので、まず優先順に3つだけ紹介する。この3つを1週間使い込めば、外資フルリモート求人の”相場観”がつかめる。
LinkedIn — 王道だが設定で差が出る
職種דRemote”דWorldwide”の保存検索を3本走らせると、毎朝10〜20件の新規求人が届くようになる。リクルーターからのDMも増える。
We Work Remotely — フルリモート純度が最高
全求人がリモート前提。週1回の巡回で十分機能する。日本人応募者が少ないので通過率も意外と高い。
Remote OK — スタートアップ求人の密度
年収レンジも明示されていることが多く、費用対効果の判断がしやすい。
残り7つは後述するが、その前に「応募前の準備」の話をしておきたい。
応募の前に揃える、
3つの資産
求人ソースが分かっても、英語レジュメとLinkedInプロフィールが日本語履歴書のノリだと通過しない。ここで詰まる人が多いので、最低限の3点だけ先に共有する。
英文レジュメ(1ページ・STAR形式)
業績は必ず数字で表現する。“売上改善に貢献” ではなく “Increased MRR by 32% within 6 months by…” と書く。
LinkedInプロフィール(英語モード)
Headlineは肩書ではなく”何ができる人か”を書く。“Backend Engineer · Scaling SaaS from 0→1M ARR” のように。
ポートフォリオ or GitHub
職種を問わず、“見せられる実績”があるだけで応募通過率が体感2倍になる。
英文レジュメに詰まったら、無料の添削だけ使う
JAC Recruitmentは無料で英文レジュメレビューをしてくれる。そこだけ使って応募は自分で、という使い方が現実的だ。エージェントを通さない応募のほうが年収交渉の自由度が高い。
JAC Recruitment で無料相談 →残り7つの求人ソース
先の3つで手応えをつかんだら、以下の7つも順次追加していく。
- AngelList (Wellfound) — スタートアップ特化、ストックオプション情報が明示される
- YC Work at a Startup — Y Combinator卒業企業のみ、質が担保されている
- Himalayas — 欧州企業が多い、タイムゾーン絞り込みが優秀
- Remotive — 週次のニュースレターが効く
- JustRemote — シニア求人の割合が高め
- Working Nomads — 職種×ロケーション自由のフィルタが細かい
- Toptal Jobs — 審査通過後のみ、年収レンジが段違い
最初の30日、何をするか
- Day 1-3: 英文レジュメを1ページにまとめる(数字を入れる)
- Day 4-7: LinkedIn英語プロフィール整備 + 保存検索3本
- Day 8-14: We Work Remotely / Remote OK で週3件応募
- Day 15-30: 応募数50件を目標、残り7ソース追加
50件応募して面接が3〜5件、内定が1〜2件。数字で淡々と動けば、半年以内に日本法人を介さない海外雇用にたどり着ける。